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前回の復習

いよいよ安土桃山時代です。
100年以上も続いた戦国の世。
実力があれば下の者が上の者を倒す「下剋上」の時代に終止符を打ち、日本をひとつにまとめようとしたエネルギッシュな時代です。
この時代の主役は、歴史上の超有名人、織田信長と豊臣秀吉。
わずか30年ほどの短い期間ですが、中学入試では「信長・秀吉の政策の違い」や「ヨーロッパとの出会い」など、覚えるべき重要ポイントがぎゅっと詰まっています。
- 古い仕組みを壊した信長:鉄砲を使った新しい戦い方や、商売を自由にする「楽市・楽座」。
- 新しいルールを作った秀吉:今の日本の基礎にもなった「太閤検地」と「刀狩」。
- 豪華けんらんな桃山文化:金箔が輝くお城や、千利休が広めた茶の湯。
これまでの「質素な武士の時代」から、一気に「ハデで力強い時代」へと変わっていく様子を整理していきましょう!
モコスタ統括マネージャー
小澤 珠美

大学卒業後、大手進学塾で高校受験・中学受験の指導に15年間従事。特に中学受験において、御三家中学をはじめとする超難関校の算数指導・受験対策・保護者のサポートに尽力し、合格実績に貢献。
その後独立してさらなる成果を出し続けモコスタ専属の指導者となる。これまでに蓄積したすべてのノウハウを投入し、モコスタに通う受験生全員の第一志望校合格を全力でサポートする。
著書:『中学受験超成功法「ママは楽しく息を抜く」』ギャラクシーブックス 2017年
共著:『未来を創る〜私たちが選んだ道〜 輝く女性起業家』ブレインワークス 2017年
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織田信長

信長は「天下布武」というスローガンをかかげ、武力の力でバラバラだった日本を一つにまとめようとしました。
天下統一への重要な戦い
- 1560年:桶狭間の戦い 少数の軍勢で、大軍を率いていた有力大名の今川義元を急襲して破りました。これにより、信長の名前は一気に全国へ広まりました。
- 1573年:室町幕府の滅亡 対立していた15代将軍・足利義昭を京都から追放しました。これで、約240年続いた室町幕府は終わりを迎えました。
- 1575年:長篠の戦い 大量の鉄砲を効果的に使い、当時最強といわれた武田勝頼の騎馬隊を破りました。この戦いは「戦い方の常識」を変えた画期的な出来事です。
画期的な経済政策
信長は戦うだけでなく、自分の領地(城下町)を豊かにするための工夫も行いました。
- 楽市・楽座 これまで商売を独占していた組合(座)の特権をなくし、市場の税金も免除しました。これにより、だれでも自由に商売ができるようになり、城下町は活発になりました。
- 関所の廃止 道路を通るたびに取られていた通行料(関銭)をなくしました。人や物の動きがスムーズになり、経済がさらに発展しました。
志半ばでの最期
1582年:本能寺の変 天下統一を目前に、京都の本能寺に宿泊していた際、家臣の明智光秀に突然そむかれ、自害しました。
信長の夢は、家臣であった羽柴(豊臣)秀吉に引き継がれることになります。
信長の政策は「古い仕組み(幕府・座・関所)をこわして、新しく自由な仕組みを作った」と理解しておきましょう。特に「長篠の戦い」と「楽市・楽座」は記述問題でもよく狙われます!
豊臣秀吉

信長が本能寺で倒れたあと、そのあとを継いでついに「天下統一」を成し遂げたのが豊臣秀吉です。
1590年:天下統一の完成
信長の死後、ライバルたちを次々と破った秀吉は、1590年に小田原(神奈川県)の北条氏をたおし、全国統一を完成させました。
二大政策(記述問題の超・重要ポイント!)
秀吉は、日本を安定して支配するために、社会の仕組みを根本から変える2つの大きな政策を行いました。
ここは中学入試でもっとも書かされる部分です。
| 政策名 | 内容 | 目的・ポイント |
| 太閤検地 | 全国でバラバラだったものさしや枡を統一し、土地の広さや質を調べた。 | 土地の収穫量を「石高」という単位で表し、誰がどれだけ税(年貢)を納めるかをハッキリさせた。 |
| 刀狩 | 農民から刀や弓、鉄砲などの武器を取り上げた。 | 農民が一揆を起こすのを防ぎ、農業に専念させるため。 |
兵農分離(へいのうぶんり)
これら2つの政策(太閤検地と刀狩)によって、「武士」と「農民」の身分がはっきりと分かれました。
これを兵農分離といいます。
- 武士:名字を持ち、刀を差して城下町に住む。
- 農民:武器を捨てて村に住み、農業をして年貢を納める。
「秀吉はどのようにして兵農分離を進めましたか?」という問題が出たら、「太閤検地で農民を土地に登録し、刀狩で武器を取り上げた」とセットで答えるのが正解への近道です!
ヨーロッパとの出会い

戦国時代の真っただ中、日本に初めてヨーロッパの人々がやってきました。
この出会いが、日本の戦い方や文化を大きく変えることになります。
1543年:鉄砲の伝来
鹿児島県の種子島に流れ着いたポルトガル人によって伝えられました。
- 影響: これまでの「刀や弓」中心の戦いから、「鉄砲」中心の戦いへと変わりました。
- お城の変化: 鉄砲の攻撃にたえられるよう、石垣を高くし、頑丈な天守を持つお城が造られるようになりました。
1549年:キリスト教の伝来
宣教師のフランシスコ・ザビエルが、鹿児島に上陸して伝えました。
- 目的: イエズス会という組織の宣教師として、キリスト教を広めるために来日しました。
- キリシタン大名: キリスト教を信じる大名も現れ、ヨーロッパの新しい知識や文化が取り入れられました。
南蛮貿易
当時、日本人はポルトガル人やスペイン人のことを「南蛮人」と呼び、彼らとの貿易を南蛮貿易といいます。
- 主な相手国: ポルトガル、スペイン
- 日本に伝わったもの
・鉄砲、火薬(戦いに必要だった)
・時計、メガネ、活版印刷術(新しい技術)
・カステラ、コンペイトウ、パン(食べ物) - 日本から輸出したもの: 銀(当時、日本は世界有数の銀の産出国でした)
入試では出やすい「年号」があります。
- 「以後予算(1543)が増える鉄砲伝来」
- 「以後よく(1549)広まるキリスト教」
語呂合わせで、重要な年号はしっかりおさえましょう。
また、鉄砲が伝わったことで「戦い方だけでなく、お城の形も変わった」という背景も記述問題で狙われます。
桃山文化(豪華で力強い文化)

戦国時代を勝ち抜いた大名や、豊かになった豪商たちのパワーを反映した、「豪華(ごうか)できらびやか」かつ「力強い」文化です。
城郭建築
鉄砲の攻撃にたえ、大名の権威を見せつけるための豪華な天守を持つお城が築かれました。
- 安土城(滋賀県):織田信長が築いた、最初の大規模な天守を持つ城。
- 姫路城(兵庫県):別名「白鷺城」。世界文化遺産にも登録されている、現存する最も美しい城の一つです。
- 大阪城(大阪府):豊臣秀吉が天下統一の拠点として築いた、巨大な城。
障壁画
城の内部を飾るため、ふすまや屏風に描かれた巨大な絵のことです。
- 狩野永徳:金箔をふんだんに使った豪華な背景に、力強い動植物を描く「濃絵」を完成させました。
- 代表作:「唐獅子図屏風」
茶の湯
豪華なお城や絵とは対照的に、精神的な落ち着きを求める文化も発達しました。
- 千利休:秀吉に仕え、質素で静かな美しさを大切にする「わび茶」を完成させました。
- 茶室:わずか畳2畳ほどの狭い空間などで、身分に関係なく茶を楽しみました。
庶民の文化
大名だけでなく、一般の人々の間でも新しい芸能が生まれました。
- 阿国歌舞伎:出雲の阿国という女性が始めた「かぶき踊り」が、今の歌舞伎のルーツになりました。
まとめ
安土桃山時代は織田信長と豊臣秀吉の比較が出題されやすいです。
| 項目 | 織田信長 (古いものを壊す人) |
豊臣秀吉 (新しいルールを整える人) |
|---|---|---|
| 主な戦い | 長篠の戦い (鉄砲の活用) |
天下統一 (1590年) |
| 経済政策 | 楽市・楽座 (商売を自由に) |
太閤検地 (石高で税を決める) |
| 社会政策 | 関所の廃止 (流通を活発に) |
刀狩 (農民から武器を没収) |
| キリスト教 | 保護 (南蛮貿易を重視) |
制限 (バテレン追放令) |
| 身分制度 | 実力主義 (家臣を抜擢) |
兵農分離 (身分を固定) |
また、「ヨーロッパとの出会い」「桃山文化」も頻出の単元となります。
用語を覚えるだけでなく、出来事の背景、その後の時代への影響をしっかり確認するようにしましょう。
次回は「江戸時代」を確認していきましょう。
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