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「物語文は読書好きの子が得をする科目だから、本を読まないうちの子には無理…」
「登場人物の気持ちを選ぶ問題で、いつも自分の感覚で選んで間違えてしまう…」
中学受験の国語において、説明文以上に「得点が安定しない」とご相談をいただくことが多いのが「物語文(小説・心情理解)」です。

中学入試の物語文は「読書感想文」ではありません。
自分の感覚や想像で読むのではなく、「本文中に書かれた客観的な根拠(言葉や描写)」を見つけて論理的に解く技術が必要です。
今回は、物語文が苦手なお子さんに向けて、今日から実践できて劇的に得点力が上がる「3つの解き方のポイント」を分かりやすく解説します!
モコスタ責任者
小暮 真也

大学卒業後、大手進学塾にて25年以上にわたり中学・高校受験指導に従事。
圧倒的な指導実績と、海外7カ国での帰国生入試対策という独自のキャリアを持つ、受験対策のスペシャリスト。
主な実績・経歴
難関校合格実績: 男女御三家、早慶付属中高など、超難関校への合格者を多数輩出。
グローバル指導: 海外7カ国にて駐在員子女を対象とした帰国生入試指導を歴任。
キャリア: 25年以上の指導歴で培ったノウハウを「モコスタ」に全投入し、受験生を第一志望校合格へと導く。
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1. 中学入試の「物語文」の全体像を知ろう

まずは、入試でどのような問題が出題されているのか、敵の姿を正しく把握しましょう。
■ 中学入試でよく出るジャンルの傾向
入試の物語文では、大人の作家が書いた本格的な小説や児童文学から出題されます。
テーマは主に以下のような日常的・精神的な葛藤を描いたものが中心です。
- 友人関係・学校生活(友情、嫉妬、仲間はずれ、葛藤、和解)
- 家族関係(反抗期、親の期待とプレッシャー、兄弟姉妹との比較、祖父母との絆)
- 成長・自己葛藤(挫折からの立ち直り、自分の弱さの克服、環境の変化への適応)
- 社会・時代背景のある物語(戦争、障害、貧困、地方と都市の違いなど)
特に小学生が共感しにくい「自分とは異なる価値観」や「複雑な人間関係(裏腹な気持ち)」が出題されたとき、苦手意識を持つ子が急増します。
■ 出題される問題のパターン
- 心情選択問題:傍線部における登場人物の気持ちとして最も適切なものを選ぶ。
- 場面・情景問題:場面が変わった箇所を選んだり、背景や天候が表す意味を問う。
- 理由説明問題:ある行動や発言をした「理由」を本文中から探す・述べる。
- 記述問題:登場人物の「心情の変化」や「その行動に至った背景」を指定された字数で説明する。
これらすべての問題を攻略するために不可欠なのが、次から紹介する「3つの解き方」です。
2. 物語文の苦手を克服する解き方3選

物語文を感性や思い込みではなく、「客観的なルール」でスラスラ読み解くための具体策を3つ厳選して解説します。
解き方①:【心情の読み取り】言動・表情・情景から「気持ちのサイン」を見つける
感情をそのまま「悲しかった」「悔しかった」と書いてくれている親切な文章は、入試ではめったに出ません。
心情は必ず「出来事(きっかけ)」「言動(セリフ・行動)」「情景(背景)」の中に隠されています。
具体的な実践方法:心情を読み取る時は、次の公式を徹底して頭に叩き込みましょう。
【きっかけ(出来事)】 + 【言動・表情・情景】 = 【心情】
例えば、「太郎は唇をかみ、地面を強く蹴った」という表現があれば、本文中に言葉で「悔しい」と書かれていなくても、「悔しさ」や「やり切れない思い」という心情が読み取れます。
文章を読む際は、登場人物の「表情」「セリフ」「身体的変化(冷や汗、下を向く、拳を握るなど)」を見つけたら、ペンで波線を引く習慣をつけましょう。
解き方②:【場面の読み取り】「時・場所・人」の切り替わりに線を引く
物語の場面(シーン)が変わると、登場人物の置かれた状況や気持ちも大きく変化します。
場面の切り替わりを見落とすと、話の流れや心情の移り変わりについていけなくなります。
具体的な実践方法:場面が変わる「3大要素」に注目し、変わった瞬間に本文にスラッシュ(/)などの線を引くトレーニングを行います。
- 時(時間・月日・季節)の変化:「翌朝」「三日後」「数年がたち」
- 場所の変化:「教室を出てグラウンドへ」「家に帰ると」
- 登場人物の変化:「そこへ先生が入ってきた」「二人は別れた」「時・場所・人」のどれかが大きく動いたら、場面が切り替わったサインです。パッと見て場面の区切りが分かるように線を引いておくことで、長文の全体像がくっきりと見えてきます。
解き方③:【段落構成の把握】「出来事と心情の変化」のまとまりを捉える
物語文の段落(特に改行や形式段落)は、単なる文章の区切りではなく「エピソードや気持ちのまとまり」を表しています。
具体的な実践方法:一つの大きな場面(意味段落)ごとに、「だれが・どうした・どう感じた」を一言で余白にメモする練習が非常に有効です。
- 【前段落】練習で失敗して、落ち込む(マイナスの気持ち)
- 【中段落】ライバルの励ましの言葉を聞く(きっかけ)
- 【後段落】もう一度立ち上がろうと決意する(プラスの気持ち)
このように段落ごとの流れを整理すると、「どんな出来事をきっかけに、気持ちがどう変化したか」という物語全体の骨組み・構造が掴めるようになります。
3. 差がつく!記述問題の具体的な書き方
物語文の解き方3選をマスターしたら、最後はそれを「答案にアウトプットする技術」です。
記述問題で最も多い「このときの◯◯の気持ちを説明しなさい」という問いの攻略法を伝授します。
■ 記述作成の基本テンプレート
記述を作成する際は、解き方①で学んだ公式を使い、必ず以下の型に当てはめて書きます。
「(どのような)出来事があって、◯◯という気持ち。」
- 傍線部の「前後の出来事」を確認する
どんな「きっかけ」があってその気持ちになったのか、直前のエピソードや理由を本文から探します。 - 「表の気持ち」と「裏の気持ち」を整理する
中学入試では、「強がっているけれど、本当は寂しい」「怒っているけれど、実は自分が申し訳ないと思っている」といった複雑な心理描写が多く出題されます。 - 文末の表現を統一する
「〜という気持ち。」「〜な様子。」など、問いかけに応じた文末表現を徹底し、つまらない減点を防ぎます。
【解答例】
「試合に負けて落ち込んでいたが、仲間の励ましによって(出来事)、自分は一人ではないと実感し、前を向こうとする気持ち(心情)。」
まとめ:感覚ではなく「本文中の根拠」で解く習慣をつけよう
物語文攻略の秘訣は、「自分の気持ち」と「登場人物の気持ち」を完全に切り離すことです。
どんなに自分の感覚と違っていても、本文の中に「根拠となる言葉や描写」が必ず隠されています。
- 【解き方①】言動・情景から心情のサインを探す
- 【解き方②】時・場所・人の切り替わりに線を引く
- 【解き方③】段落ごとの「出来事と心情の変化」をまとめる
この3つのポイントを普段の学習から意識することで、「なんとなく解く」状態から抜け出し、物語文を確実な得点源へと変えていくことができます。
諦めずに一つひとつのテクニックを丁寧に実践していきましょう!
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| コース/クラス名 | 概要 |
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| 中学受験コース | 小学3年生から6年生を対象に、本格的な受験対策を行う集団指導クラスです。 |
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