【中学受験】塾の個別面談で聞いておくべき4つの質問とは?

進学塾の多くでは、年に数回の個別面談が設定されています。

面談は10~30分と短時間なこともありますが、中学受験の合否に関わる大切な機会です。

限られた時間で成果を出す鍵は、どれだけ具体的な話に踏み込めるか。

そのためには、事前に質問項目を準備しておくことが不可欠です。

  • 個別面談で何を質問すべきか迷っている
  • 担当の先生の指導状況に不安がある
  • 進路・志望校の相談の切り出し方がわからない

という保護者の方向けに、この記事で解説します。

本記事の監修者

モコスタ統括マネージャー
小澤 珠美

小澤珠美

大学卒業後、大手進学塾で高校受験・中学受験の指導に15年間従事。特に中学受験において、御三家中学をはじめとする超難関校の算数指導・受験対策・保護者のサポートに尽力し、合格実績に貢献。
その後独立してさらなる成果を出し続けモコスタ専属の指導者となる。これまでに蓄積したすべてのノウハウを投入し、モコスタに通う受験生全員の第一志望校合格を全力でサポートする。
著書:『中学受験超成功法「ママは楽しく息を抜く」』ギャラクシーブックス 2017年
共著:『未来を創る〜私たちが選んだ道〜 輝く女性起業家』ブレインワークス 2017年

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目次

塾の個別面談とは

個別面談の実施時期や所要時間は、塾ごとに少しずつ異なります。

ここでは中学受験を扱う一般的な進学塾を想定して説明します。

面談の時期

多くの塾では年2回実施されます。

  • 1学期:5月中旬〜7月中旬
  • 2学期:11月〜12月

いずれも夏期講習/冬期講習の前に行われ、講習期間中のフォロー方針や志望校別対策をすり合わせる場になります。

面談は、講習で必要なサポートや指導の重点を決める重要な打ち合わせです。一方で、不安を強調して講習や有料オプションを勧めるケースもゼロではありません。
提案を受ける際は、効果や目的、費用対効果を丁寧に確認しましょう。

面談の所要時間

大手塾の場合1家庭10~15分のことが多く、小~中規模の塾によっては1家庭30分の場合もあります。

近年はZoom等のオンライン対応も増えていますが、時間枠は対面と同様です。

後ろに面談が入っていなければ延長できることもあるため、開始時に「このあとすぐ次の面談がありますか?」と一言確認しておくと安心です。

もしくは、面談の最終枠を取るなどし、長く話す機会を設けることも一つの手です。

なお、担当講師が複数クラスや授業を抱えている場合は、延長できないこともあります。

個別面談で必ず聞いておきたい4つの質問

面談は準備がすべて。

以下の4項目は、質問は具体的に/根拠を伴って答えをもらいましょう。

「塾での様子はどうですか?」

家庭と塾ではお子さんの様子が異なることがよくあります。

以下の観点で具体例を挙げてもらいましょう。

  • 宿題の進め方・提出状況/ミスの傾向
  • 小テスト・確認テストの得点推移
  • 授業中の態度・発言の質、ノートの取り方
  • 自習の質と量、質問の仕方
  • 友人関係・クラス内の立ち位置(集団塾)

回答の具体性は、講師の観察力と関与度のものさしになります。

解法の癖や性格面の把握、休み時間の様子まで語れる先生は、日頃の目配りが行き届いていると判断できます。

モコスタでは

毎月担当講師とお子さんが個人面談をし、クラウド上で共有しているので、常に最新の様子を把握いただけます。それに加え、面談でも細かく様子をお伝えしています。

「成績を上げるには、今どこをどう直せばいいですか?」

成績が下降気味のときは、必ず確認をしましょう。

以下の4点をセットで聞くと実行に移しやすくなります。

  1. 原因仮説(知識不足/時間配分/読み違い/ケアレスミス など)
  2. 対策メニュー(教材・単元・頻度・家庭学習の所要時間)
  3. 効果が出る時期の目安(○週間で小テスト、○か月で模試)
  4. 進捗の測り方(どのテストで何点/偏差値○上を目標)

根拠なく「大丈夫」「これから伸びます」とだけ言う返答は要注意です。

中長期の見立てと短期的な課題解決方法セットでもらいましょう。

モコスタでは

自習の頻度や学習計画など、細かく具体的な指示をし、成績を上げていきます。短期的な結果では終わらせません。

「家庭では何をどの程度フォローすべきですか?」

理想は塾主導ですが、現実には家庭のサポートが成否を分けます。

聞く項目内容
何を計算の基礎徹底/語彙インプット/理社の暗記ルーティン など
どの程度所要時間・頻度・チェック方法 など
優先順位やる/やらないの線引き

もし家庭負担が過大と感じたら、正直に相談を。

塾側の補習・質問対応・自習環境で代替できる場合もあります。

すべてを家庭に委ねる姿勢が強い場合は、転塾の検討も冷静な選択肢です。

モコスタでは

食事のサポートや送迎など、ご家庭の負担をなるべく減らすためのサポートを各種ご用意しています。

「今の成績で、どのレベルの志望校を現実的に目指せますか?」(5・6年生)

大手塾には豊富な合格データが蓄積されています。

同偏差値帯の合格例や伸長カーブを参照し、

  • チャレンジ校
  • 実力相応校
  • 安全校(すべり止め)

三段階で設定しましょう。

さらに、試験日程の組み合わせや併願の勝ち筋まで話が及ぶと、講習・直前期の投資配分が明確になります。

塾の個別面談で塾側から聞かれがちなこと

面談は保護者の方からの質問だけでなく、塾からのヒアリングもあります。想定しておくと本題に使える時間を確保できます。

ご家庭での様子はいかがですか?

家庭学習の進み方、親子のコミュニケーション、反抗期の兆し、学習環境の整備状況などを幅広く確認されます。

保護者やきょうだいが教えている場合は、その内容と頻度も共有を。家庭と塾で役割分担を決める材料になります。

現状の志望校はどちらですか?

6年生は、第一志望に加えて併願校の組み方や受験スケジュールまで具体化します。

これは受験料・入学金などの費用計画にも直結するため、事前に家庭の方針をすり合わせておきましょう。

6年生以外は、学校種や校風の方向性レベルで十分です。

まとめ

個別面談は短いからこそ、具体と根拠にこだわりましょう。

準備すべき4つの質問は以下の通りです。

  1. 塾での様子はどうですか?(観察事実の共有)
  2. 成績を上げるには何をどう直す?(原因・対策・時期・測定)
  3. 家庭のフォローは何をどの程度?(優先順位と役割分担)
  4. どのレベルの志望校を目指せる?(5・6年生は三層設定と併願設計)

塾からの質問も見越して、本当に話したい議題に時間を残す段取りを。

面談後は、決まったアクションを1~2週間で見直すリマインドまでセットにしておくと、次のテストや模試に反映されやすくなります。

有意義な面談で、お子さんの合格への道筋を具体化していきましょう。

モコスタとは?

モコスタは、経験と実績豊富な講師が中心となり学習指導を行う学習塾です。

補習を中心とした個別指導から、小学1年生から6年生までの本格的な集団指導まで、受験合格に向けたサポートを行います。

コース/クラス名概要
ベーシック小学1年生から中学3年生の補習クラス。学校の授業・受験勉強の補習を行います。
マンツーマン小学1年生から中学3年生の完全マンツーマンクラス。学習塾の予習・補習や、苦手科目の重点的な学習を行います。
アドバンスクラス小学1年生と2年生を対象に、楽しく学習しながらも主体的に学ぶことを重視している集団指導クラスです。
中学受験クラス小学3年生から6年生を対象に、本格的な受験対策を行う集団指導クラスです。

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